くじら雲ってどんなところ?
保育の理念・目標
- [理念]
- 自分を生きる力を育む
- [目標]
-
- 1.自然に対する畏敬の念を持つ
- 2.ひとりひとりが輝いて過ごす
- 3.人と人がつながるよろこびを感じる
- [願い]
- 子どもたちが主体的に自分の人生を歩み、平和で幸せな社会を実現させる力を獲得すること
くじら雲の「教育」に関する考え方
- 人は・・自然の一部、自然の恵みにより生かされている
- 人は・・人とつながり、共に生きることが喜びとなる
- 人は・・ひとりひとりを認め合う場を持つことで、それぞれの個性を伸ばし、自身を肯定していくことができる
くじら雲の子どもたちは、安曇野・明科の恵まれた地域の中で「子どもの時間」をしっかり過ごします。
季節の変化や、目に見えること、見えなくても感じることに心を揺らします。
自然の心地よさと共に自然に潜む危険や驚異も大人と一緒に感じます。
この恵まれた環境の中で、「人」や「自然」との関係や自分自身について実体験を重ねていきながら深く考え、成長と共に自分の生き方を見つめ、怖がらずに世界観を主体的に広げていけると考えています。
信州型自然保育(信州やまほいく)について
くじら雲は、安曇野市の保育園で唯一、普及型と特化型、両方の保育を行っており、どちらか選択することができます。
信州やまほいくの郷 ホームページ
https://www.shizenhoiku.jp/普及型と特化型の違いは?
[普及型]
週5時間以上自然体験を行う
普及型クラス…にじ組(3~5歳児)
保育時間:8:30~16:30
(7:30~8:30、16:30~19:00長時間保育)
給食提供
午前中の3時間を使い、園外の自然の中で過ごしたり、農産物を収穫し、料理をしたり、自然物を使ったクラフトなど自然体験を行う。
[特化型]
週15時間以上自然体験を行う
特化型クラス…そら組(3~5歳児)
保育時間:9:00~14:00(6~9月は8:30~13:30)
昼食持参
1日を通して園外の自然の中で過ごす。春や秋は登山、5~6月は田植えや田の草取りで水生生物に触れたり、夏は川あそび、冬はそり滑りなど季節に合わせて拠点以外に活動場所を変えて活動している。
※3歳未満児のいるか組(2歳児)、らっこ組(0.1歳児)もできるだけ自然体験を行うようにしている。
くじら雲・代表からのご挨拶
「安曇野の自然の中で雨の日も風の日も雪の日も晴れの日も曇りの日もたくさんの発見をし、仲間と思いを分かち合い、心も体も大きく成長したことをここに証します」
これは、毎年卒園証書に書いている一文です。この世に誕生し、いろいろな背景をもって育ってきた子どもたちですが、その子どもたちがくじら雲で過ごす時間、空間、姿を表しています。
当たり前に平和な時間を過ごせなくなった今、これからの未来を作っていく子どもたちが幸せな人生を歩むことを願っています。そのためには、子どもたちが自分自身で考え、選択し、行動し解決していく力を備える必要があります。
子どもたちの人生の根っこを育てることを担わせていただいた私たちは、明科の自然や人の環境に合わせ、園で過ごす子ども達が主体的に活動できる環境を整え、幼児期における体験重視の教育・保育を進めていきます。そして、保護者の皆様と共に力を合わせ、響き合い育ち合えることを望んでいます。
NPO法人響育の山里くじら雲 依田敬子
【依田敬子プロフィール】
長野県安曇野市明科在住
2006年 NPO法人響育の山里くじら雲を設立
日本保育学会会員
日本野外生活推進協会講師
長野県野外保育連盟理事
スタッフ紹介
依田敬子(よだけいこ)
響育の山里 くじら雲 理事長
兼 主任保育教諭
安曇野市 明科出身・在住
趣味・・ホエールウオッチング、編み物、読書
コメント
子どもたちや保護者の皆さんと安曇野の暮らしを楽しんでいきたいです。
子ども達と一緒に感じ、考え、話し合い歩んでいけたらいいなぁと思います。
塚原理恵(つかはらりえ)
響育の山里 くじら雲 副理事長
兼 園長
神奈川県 逗子市出身<父の転勤で数十年前に移住> 穂高在住
趣味・・旅行
コメント
ここ(家庭、地域)に生まれてきたことやここで暮らしたことが大人になった時に誇れるようになってほしいと強く願います。自分らしく生きることが大事って言い続ける大人でいたいです。そして保育を通して毎日「育自」を重ねたいです。
曽根原昌代(そねはらまさよ)
保育教諭
静岡県 浜松市出身 安曇野市在住
趣味・・カフェ・美術館巡り、読書
コメント
子どもたちが自然をきっかけに”発見する喜び””考える楽しさ”を味わえるよう、私自身も子どもたちと一緒に感動したり不思議に思ったりする心を忘れないようにしたいです。
両澤君佳(もろさわきみか)
保育教諭
長野県 佐久市出身 松本市在住
趣味・・写真(長野県と日本の四季が大好き。季節を切り取った写真を撮っています)、水彩画、モノづくり、カフェ巡り
コメント
子どもにとって「保育士と子ども」という関係より、「隣で一緒に感動したり楽しさを感じ合える友達」のような存在でいたいなぁと思っています。
赤羽美里(あかはねみさと)
保育教諭
長野県 塩尻市出身 安曇野市在住
趣味・・ドラマ鑑賞 ドライブ(ドライブを通して安曇野をもっともっと知っていきたいです)
コメント
自然の中で、子どもたちが見つけたことや学んだことを丁寧に扱い、そして暮らしが感じられるあたたかな保育をしたいです。
熊井美和子(くまいみわこ)
保育教諭
<早朝/延長(長時間)保育担当>
長野県 東筑摩郡生坂村出身 安曇野市明科在住
趣味・・おやきづくりをはじめ郷土のお料理作り
コメント
乳幼児(0-5歳児)が初めて社会生活を送る場所が「園」といえます。一人一人 の子どもたちが安心して安全に過ごせる(生活できる)保育空間と係りが大切だと考えます。「どうしたの」「そうなんだね」とゆったり受け止められる保育者でありたいです。
矢花久美(やばなひさみ)
事務 兼 保育補助
安曇野市 明科出身・在住
趣味・・落語、映画鑑賞
コメント
一人一人の子どもたちに寄り添って接することを大事にしています。野菜などを育てるとき、子どもたちと色々な発見ができて楽しんでいます。
小嶋住江(おじますみえ)
保育補助
ネイチャーコーディネーター
キッズカフェ担当
安曇野市 穂高出身 豊科在住
趣味・・読書、自然散策
コメント
自然の中で活動することが大好きです。子どもたちと外で遊ぶことを楽しみながら 自然とのかかわりを深めていけるようサポートしていきます。
上地円佳(かみぢまどか)
保育補助 野外調理スタッフ
長野県 飯山市出身
コメント
食べること、作ることが大好きです。現在、パンとガトーショコラ、チーズケーキを自分好みにするため試行錯誤中。家族からは「もう、大丈夫」と言われています。(笑) おいしい食べ物があったら教えてください。
園の概要
響育の山里くじら雲
住所[明科北認定こども園内]:〒399-7101 長野県安曇野市明科東川手872-1
E-mail:yoda@kujiragumo.jp
代表:依田敬子
沿革
- 2005年
- 長野県コモンズ新産業創出事業に採択され、設立準備
- 2006年
- NPO法人響育の山里くじら雲設立(押野山中腹にて)
- 2014年
- 園歌「おおきなおおきなくじらぐも」製作
- 2015年
- 信州型自然保育認定制度 特化型認定
- 2017年
- 家庭的保育事業開始
- 2020年
- 移転(安曇野市立旧明科南認定こども園園舎へ)
- 2021年
- 安曇野市立明科北認定こども園引継ぎ保育
- 2022年
- 同園保育業務受託
園舎・教室
クラス紹介
らっこ組
(0、1歳児クラス)
【定員 0歳児:3名 1歳児:3名】
身近な自然体験で世界を広げます
[6ヶ月~1歳]感覚器官を働かせ、自分を取り巻く世界を認知する時期。だっこやおんぶで外に出ておひさまや空気に触れ、身近な自然体験世界を広げます。冬も服装を整え、冷たい空気を肌で感じることで体温調節ができるようにします。
[1歳3ヶ月〜]聞く、見る、触れる(握る、触る、摘む手の操作も上手になる)経験を通して感覚や手指の機能を育てる時期。広い園庭で、体を動かしてあそびます。
少しでこぼこしている園庭を繰り返し歩くことで、バランス感覚も育ちます。
いるか組
(2歳児クラス)
【定員 6名】
好奇心や関心を広げる体験をします
[前期]小さな生き物や木の実、石、自分でいろいろ見つけ、集めて楽しむ時期。簡単な分類、大きい、小さいなどがわかります。動物の真似をしたり、見立て、つもりあそびも始まります。走る、跳ぶ、蹴るなどの運動を開放的な自然の中で思う存分経験したいものです。
リュックを背負って歩くのは難しいので、体だけで出かけます。
園の周辺から往復2㎞位まで少しずつ歩く距離を延ばし、経験を広げていきます。
[後期]身近な自然の中で草花や虫に触れ、砂あそび、水あそびも大好きです。やりたいことに十分取り組めるようにします。走る、よじ登る、方向転換など運動機能を使うこともふんだんに楽しみます。
散歩で訪れた園の畑でてんとう虫を見つけ、指差しておしえてくれました。
にじ組
(3〜5歳児 普及型クラス)
【定員 20名】
そら組
(3〜5歳児 特化型クラス)
【定員 20名】
[3歳〜]友達とのコミュニケーションが活発に
友達と一緒にいるのが楽しい時期。
体の動きでは、つま先立ち、片足立ち、走る、しゃがむなど自分の体のコントロールがうまくできるようになります。
友達と手をつないで行動したり、簡単な集団あそびもできるようになります。
手指も器用になり、木の実や木の葉をつまんだり、集めたり、分けたり、並べたりします。色や形や大きさに気付きます。
言葉の表現力が活発になり、言葉のやり取りを楽しめます。
自分の物と他人の物の区別ができるので、自分のリュックサックに自分の持ち物をつめて出かけることができるようになります。
友達と一緒に草花でごちそう作り
身近な自然物を身の回りの物に見立てます。
[4歳〜]心の許容量が増え友達も自然も受け入れていく時期
友達と一緒にツツジの花を草の茎に通す。
手先を使った細かいこともできるようになります。
大きくなりたいという欲求が強くなり、大きいもの、強いもの、速いもの、きれいなものに憧れる時です。
運動機能の発達が顕著、敏捷性、平衡感覚が伸び、バランスが取れるようになるので、森の中など変化のある地面でもゲームが楽しめます。
自然物に興味を持ち、考えたり、試したり、観察したりの活動が広がります。重い、軽い、固い、柔らかい、伸びる、縮む、曲がるなど物の性質に気付き、あそびに取り入れ、数、量にも関心を持つようになります。あそびに必要な簡単な道具を作ることができます。
[5歳〜]自立、自信、そして仲間との育ち合い
仲間意識が高まり、ルールを作ったり、ルールを守ってあそびます。森の中でダイナミックなゲームを好みます。
季節の変化や美しさ、不思議さに気付き、自然現象への興味、関心が広がります。自ら疑問を感じたり、自分で調べたり、新しいことを発見したり、それが学びの基礎になります。
触れた物、匂った物など、感じたことを言葉で表現し、グループの中で発表できます。
環境保護の意味がわかり、意識して行動したり、物を分類したり、リサイクル活動にも参加するようになります。
友達と一緒に長峰山登山
困難なことも力を合わせてやり遂げようとします。
もも組
【早朝保育】7:30-8:30
【長時間保育】16:30-19:00
0歳児~5歳児まで、おうちにいるようにリラックスして過ごします。
朝はお部屋の中でのんびりと、夕方はお庭でゆったりと好きなことを楽しみます。
園歌 / イメージイラスト
「おおきな おおきな くじらぐも」
原詩/かたやなぎちなる 依田敬子
作曲・補作詞/新沢としひこ
1.なんども雨の中をあるいたよ
なんども風の中をあるいたよ
だからこんなに強くなったんだ
やさしいこころになったんだ イェー!
にじのかいだんのぼったら
きっときっといつでも会える
あのおおきなおおきなおおきな
おおきなくじらぐも
2.ともだちとけんかした日もあった
なみだをながした日もあった
誰かと手をつなけばだいじょうぶ
げんきな笑顔になれるんだ イェー!
にじのかいだんのぼったら
きっときっと待っててくれる
あのおおきなおおきなおおきな
おおきなくじらぐも