くじら雲ブログ

米作り~前編~

園のようす | 未分類

 

2025年4月~5月

今年も田植えの準備を始めました。「稲が青々と育つように」という願いを込めてよもぎ餅を搗くという先人たちの習わしをもとに、散歩をしながら皆でよもぎ摘みをしました。4月の初めには小さかったよもぎも5月に入ると随分大きくなりました。回を重ねる毎に子ども達は「新芽、あった!」と柔らかいよもぎの新芽を選んで摘むようになりました。

 

5月2日よもぎ餅を搗きました。

ゆでたよもぎを包丁で刻んだり、

すり鉢でご~りごーりとつぶしたり・・・。

予定していたその日は、雨降りだったので、室内で餅つき機を使いました。蒸し上がった餅米を試食しました。「おいしい!」とお餅への期待が高まりました。

昨年度収穫したもち米のよもぎ餅3種(餡子、きな粉、ごま)ができ上がりました。

 

そして・・・

5月13日田植えを2日後に控え、農業塾さんに「代ごせ」をしていただいたくじら雲の田んぼの様子を見にきました。

「カエルが鳴いてる!」と、早く田んぼに入りたい子がワクワクした様子で言いました。

 

遠足で立ち寄った潮神明宮に田植えが無事にできるようお願いしました。

 

田植えの前日、農業塾さんの田植えの様子を見に行きました。機械で植える様子、そばの用水で苗箱を洗う様子など興味をもって見ました。

5月15日 田植え

手ぬぐいを首に巻いて田んぼに入る支度が整いました。

田植えのお祝いの赤飯おにぎりを食べ、力を蓄えました。

 

 

早朝、スタッフが線を引いた田んぼに到着しました。

 

水口に田んぼの神様に供える柳の枝を立てました。

田植えのやり方を確認してから、年長児がお母さんやお父さんと一緒にいざ田んぼへ。

 

苗を3~4本ずつ手渡してもらい、植えていきました。

年少・年中児も畦で応援したり、田んぼに入って苗を植えてみたり、それぞれ思い思いに参加しました。

 

そして、年長児は、それぞれ目標の1通りを植え終わりました。水分補給すると「もう1回、やりたい!」ともう1通り、2通りと植えていきました。

 

 

大人達も子ども達の頑張りに嬉しくなりました。

 

田植えを終えると、畦で手足を洗いました。

 

田んぼの脇で蟹を見つけました。

 

みんなで力を合わせ、きれいに苗を植え終えました。後は、田んぼの神様にお願いするのみです。

田植えの翌日、田んぼを訪れてみました。苗が無事でほっとしました。田んぼの中を覗くと足跡がまだくっきりと残っていました。「○○さんの足跡じゃない」と話すと、子ども達は自分やお父さんやお母さんの足跡を探して嬉しそうにしていました。

 

田んぼの隣の畑によるとちょうど苺が赤くなっていました。昼食のデザートにしようと収穫しました。爪で茎を切ることを教えてもらい、指先に力を入れて試していました。

 

何個ずつ食べられるか数えてみました。

 

お散歩に来た赤ちゃんたち(0,1歳児)にも見せてあげました。

 

その翌日も、田んぼを見に行きました。田植えの後の足跡は少し薄くなっていましたが、自分や父母の足跡を確認していました。そして、新たに鳥の足跡を見つけました。

カエルが足跡の水たまりにいました。「卵を産みに来たのかな」と新しい家族の存在を楽しみにしました。

 

田んぼを見に行った後の、苺摘みが恒例になりました。

田植えから10日が経ち、今季初の田の草取りをしました。合鴨に代わって手で泥をかき混ぜました。

6月に入り2回目の田の草取り。オタマジャクシをすくい、大喜びの子ども達。田の草取りから次第にオタマジャクシ捕りに興味が移っていきました。

6月中旬の田の草取り。田んぼに入ることをためらっていた子も、オタマジャクシの存在に魅かれ、田んぼに入り始めました。初めは大人の手を頼っていましたが、次第に離れ、自分で田んぼの中を歩いてオタマジャクシを探しました。

 

お母さん達も田車で除草作業をしてくれました。

今季最後の田の草取り。稲の丈が大部伸びてきました。

 

泥の感触を「気持ちいい!」と楽しみ、土粘土で器を作ることを試みていました。

 

園に戻ると、泥んこになった服を自分で洗濯しました。友達と力を合わせて水気を絞りました。

 

そして・・・

毎年、年長児が中心となって行っている案山子作り。今年も年長児が集まり、間もなく穂が出る稲を雀から守るためにどうしたらいいか話し合いました。

「案山子を作る!」「人間の案山子だけでなく、トンビも作ったらいい」「トンビって、どうやって作る?」「設計図を作ったら?!」「設計図って何?」「絵を描く!」など考えを言ったり、やり取りしたりしました。

それぞれデザイン画を描いてみました。

製作に入る前に、どんな材料を用意したらいいか訊くと「竹と布と紐と藁と服と帽子」と昨年度年長児が作っていた案山子作りを思い出して言いました。

翌日、材料を用意すると、早速、竹をのこぎりで切り始めました。1人がどんどん進め、他の子の中には「何していいかわからない」と言う子がいました。「○○さんが疲れたら、交代したらいいんじゃない」と言って、竹を押さえたり、のこぎりを代わったりしました。コミュニケーションが増え、力を合わせて取り組むようになりました。

竹を十字に縛り、服を着せてみました。「ちょっと、細すぎるんじゃない」「藁を入れたらいいかなあ」と顔になる布を袋状に縫って藁を入れました。

そして、顔を描くことにしました。描きたい子が複数いたので、話し合い、顔のパーツを分担して描くことにしました。

 

さらに案山子を1体とトンビを作りました。

フードが取れないように糸で縫い付けました。

 

目を描くと庭から葉っぱを取ってきてそれを、ボンドで付けました。

案山子作りを振り返った年長児は、「思っていたより、大変だった」と昨年度、案山子を4体作った卒園児の偉大さを感じたようでした。

夏休み前、穂が出始めました。3体の案山子を仕上げ、田んぼに運びました。

どこにどの案山子を立てるか相談し、杭を打ちました。

 

案山子を立て終えると、案山子さんたちになんてお願いしようかと考えました。

みんなで声を揃え、「案山子さん、トンビさんと一緒に雀に全部お米を食べられないように守ってね」と言い、田んぼを後にしました。